2012-01-01から1年間の記事一覧
・診断 ・治療 ・予後予測 ・病因や副作用判定 の領域(ほとんどの臨床的疑問はこの4つのいずれかに分類される) こうした目の前の患者さんのケアにおいて必須の、最新・最強のエビデンスを得るためには 1、臨床的疑問を回答可能な形に定式化する 2、この…
χ2(カイ二乗)検定を厳密に理解するには,数学的素養を持っている状態できっちりと統計学を学習する必要があるのですが,統計データを解析するための手段として統計学を「使う」のであれば,多少の原理を知っておけばよいでしょう. 以下初学者向けにかなり乱…
・serotonin-dopamine antagonistは第2世代抗精神病薬または非定型抗精神病薬としても知られる。 ・リスペリドン、オランザピン、クエチアピン、クロザピン、ジプラシドがこれに含まれる。 ・これらはSDAと言われるがそれはドパミンD2受容体に対するセロト…
・トラゾドン(レスリン、デジレル)は1998年に大うつ病の治療薬として認可されたが、 ・至適治療量において、多くの患者があまりに鎮静されてしまったために、抗うつ薬として広く用いられるには至らなかった ・しかし、得に選択的セロトニン再取り込み阻害…
ラミクタール・もともと成人や小児の全般または部分発作に対する抗けいれん薬の補助薬として開発された経緯がある。 ・2003年には米国食品薬品局food and drug administration;FDAにより双極1型の維持療法として許可された。 ・臨床試験では、より長く…
<概要> ・はじめは部分・全般性てんかんや三叉神経痛の治療に用いられた ・欧州では長年、急性躁状態や双極?型の維持治療の第1選択に用いられた<化学> ・イミノスピルベン系化合物。三環系抗うつ薬に類似の構造 ・カルバマゼピンの治療効果は、タイプ2…
kyupin曰くリエゾンでのせん妄 テーマ:デパケンR 総合病院のリエゾンでは、「せん妄をなんとかしてほしい」と言う依頼が多い。自然と高齢の人に何を処方するか?ということになる。「せん妄」は意識障害の1形態であり、一般の精神科外来で診ている疾患群と…
松井先生曰く進行性核上性麻痺のPt パーキンソニズム、抑うつ症状などがあり、ドグマチール(これは既に切られていた)、アリセプト内服中で僕はPSPに伴う認知症症状、神経症状に伴う不活発な状態が抑うつ状態と捉えられていて、薬の効果は一時的だろうとい…
SSRI、SNRIの使い分け、NaSSA セロトニン 起始部 縫線核 投射部位 大脳皮質、視床、視床下部、扁桃体、線条体 生理機能 気分、認知、衝動、食欲、不安、性欲、自律神経縫線核から発するセロトニン作動神経線維は、気分の制御、摂食行動、睡眠、性行動などの…
実際
A1.安全の確保(自傷他害の防止) 患者を徒手拘束、できるだけ人手を集める 必要に応じて身体拘束を行いうる環境の整備 2.環境的な配慮 個室など静穏な環境の提供(興奮の助長の防止)および昼夜のリズムが明瞭な環境の提供(見当識の改善)B3.初期鎮…
4.身体検索を並行せん妄の原因、および興奮、徘徊、摂水や摂食量低下といったせん妄由来の疲弊による生理学的異常の検索を並行する。可能な限り初期鎮静の前に実施するのが理想的であるが、前述の通り検査に協力が得られない場合、先に鎮静処置をせざるを…
3.初期鎮静 せん妄を主体とした意識変容状態では、意識障害の原因を特定する為の検査、すなわち血液、生化学検査、頭部CT検査、髄液検査などを行うために初期鎮静を必要とすることが多い。しかし特に急性発症の場合は意識障害の原因が重篤な疾患の場合も少…
2.環境的な配慮 環境からの過剰な刺激などせん妄を増悪させる誘発因子を除くように配慮することである。具体的には個室など静穏な環境を提供することにより、幻覚や被害的認知などを助長させないようにする。それにより患者の興奮を最小限にとどめ、結果と…
入院適応の重要な項目として ・精神障害に基づく自傷他害の防止 ・病識、現実検討能の低下による逸脱行為の防止 ・自律性低下に対する保護 ・診断・治療方針の確定せん妄を主とした意識変容状態の場合はいずれの項目にも該当する 意識の曇りによる行動の予測…
A1.安全の確保(自傷他害の防止) 患者を徒手拘束、できるだけ人手を集める 必要に応じて身体拘束を行いうる環境の整備 2.環境的な配慮 個室など静穏な環境の提供(興奮の助長の防止)および昼夜のリズムが明瞭な環境の提供(見当識の改善)B3.初期鎮…
○○参照
認知症によるせん妄を始め、そうでないせん妄にしてもセロクエルは有用である。このあたりは、セロクエル、レスリン、グラマリール、普通の眠剤、抑肝散(ツムラ54)くらいが無難だ。この中では抑肝散は最も副作用が少ない。これはもともと神経の高ぶり、平…
総論 老年期の心理特性***老年期の精神症状の特異性老年期はおそらく思春期、青年期と並んで精神病を生じることが多い年代である。 老年期の心性の基盤にはすでに述べた喪失体験による抑うつが流れている。老年者を取り巻く状況から抑うつ的な心理状態に…
・身体的診察と一般的知識の重要性 妄想や抑うつ、あるいはせん妄なdのい精神症状が前景に出ている場合でも身体的検索を怠ってはならない。まして本人が身体症状を訴えている場合には、身体的診察をしないで?心気的”とみなすことはできない。身体的な診療に…
老年者の診察で大切なこと ・どのような状況で病状が変化するのか ・患者が自らの病気にどのような不安や悩みをいだいているか ・治療者がそれをいかに共感的に受け止めるか老年期とは、生物学的には「成長」「成熟」から「退縮」の経過をとり始めた段階であ…
エビリファイは色々ためして副作用の多い人に ジプレキサは感情障害圏も被るようなタイプに セレネースは開始は1.5mgくらいから抗幻覚 コントミンは25〜50㎎位から鎮静統合失調感情障害、双極性 バルプロ酸400㎎から Li400〜600㎎から開始 いずれもメジャー…
非ヘルペス性辺縁系脳炎・抗 NMDA 受容体脳炎
脳脊髄液 血液ガス
支持、カタルシス、closed questionよりopen question、治療の関係を通じての体験、知ることと学習 ・支持 自由に話すことを保証する関係。いろいろ説明をしてあげて、再保証する、安心させる。 この頃の人は自分を見失いがちで、自分を確かめようとする。そ…
精神療法とは何か きっかけとなった症例 アンナ・O 煙突反応→談話療法→カタルシス ルーシー・R 自由連想法→抵抗→介入→幻想を喪失した後に本人は自由になる→悲哀の仕事 エミー・N 催眠療法→自由連想法 カタリーナ 事後性 エリザベート 隠蔽記憶 症状がおこっ…
認識把握技術 刺激ー反応分析技術 具体的な、循環的な、動的な、問題把握を可能にする技術 変容技術 2つの技術をその臨床の必要性に適応させる臨床適用技術が必要新行動S-R理論を背景にしている基礎技法は不安恐怖に対する治療技法が多い ex) 系統的脱感作法…